2016年10月31日月曜日

不法滞在の処理

 仕事中、母親から着信。在留カードの更新手続きでトラブったに違いない。電話に出ると手続きに必要な書類集めの段階で問題発生だ。  更新申請には、住民票が必要なのだが、すでにラオポーは住民票から削除されているのだ。ラオポーが更新を忘れて三日だが、期限が切れた次の日には住民票から削除される。仕事の早いこって。  私もわからないので、入国管理局に直接聞くように頼み電話を切った。  その後、母が入国管理局に問い合わせた所、在留カードの期限が切れているので不法滞在の状態で更新はできない、しかし救済措置が恐らく出来るので通常必要な書類を揃えて入国管理局に来いと言われた。  結局、救済措置が適用され、罰金4000円を支払い在留カードは即日発行された。通常であれば5年の期限であるはずだったが、また1年の期限のものになった。  私はGoogleのスケジュールに、期限の一ヶ月前に在留カード更新と書き込み、アラートが来るよう設定した。免許証と違いハガキなどだして入国管理局は教えてくれないのだ。まぁ当たり前だが。……

不法滞在

 夜、ぼうっとPCに向かっていると、ラオポーが言った。  「在留カード(ヴィザ)の更新を忘れてて、期限が切れた」  私はえっ!と思わず声を出して、驚いた。ラオポーは私の声に驚いた。そして少し怒りながら、期限が切れても三ヶ月の猶予があるからそんなに焦らなくても大丈夫、前回もそうだったと言った。  ラオポーの勘違いだ。その猶予というのはこういうことだ。更新申請をするとその場では新しい在留カードは発行されない。2~3週間位後に発行される。その発行されるまでの間に期限が切れても、手続き若しくは審査中なので問題ないという事だ。申請忘れても三ヶ月も大丈夫という制度などは決してない。ラオポーは不法滞在状態であるということだ。  私はラオポーにすぐにそのことを説明したが、なかなか信じない。30分位かかってやっと正確な事態を理解させる。  本来であれば、明日にでも私が同行して入国管理局に行き手続きをすべきだろうが、急には仕事を休めないので、母に明日の予定をキャンセルしてもらい同行してもらうことになった。  すぐに在留カードの更新に必要な書類を調べ、申込用紙をダウンロードし記入、明日の準備をした。