2013年4月1日月曜日

日系企業に日本人や日本語を喋れる人間を紹介する会社。台湾にはこんな会社が数社ある。
そのうちの一つで働く事になった。
今日は仕事初日。早めに家を出て大分早く会社につく。隣の店でコーヒーを飲みながらちょうどいい時間まで待つ。
少し早かったせいかほとんど誰もいない。しばらくするとバラバラと出社する人間が出始め、だる~い朝礼が始まる。ひと目ですでにそれが形骸化しているのが分かる。
それが終わると上司が私の隣の席の人に仕事をしえてもらってと一言。そいつはまだ来てない、どうやら遅い出社が認められているみたいだ。
それが来た。ジイさんなのでGと呼ぶことにする。Gは簡単に仕事の流れを話すと前置きし、長々と仕事の流れを説明してくれた。Gは相当面倒くさいのがわかった。必要最小限の事を教わったら仕事のメンでは関わらないようにしよう。
Gから仕事の流れの説明をうけて直ぐに実際に仕事開始。会社に登録されている弾となる人間に片っ端から電話を掛けまくり自分の銃に装填するのが最初の仕事だ。
それが終わると、弾を撃ち込む場所を選んでブチ込む。流れは至極簡単だ。
Gは私が一切メモしないのでそれとなく自分が仕事覚えた時はこんなふうにメモっていたとノートを見せてきた。私は不必要な事はメモらないので感心したフリはしといたが、無視した。
とは言え私には肝心の弾がないので今日は殆どすることがない。暇ので弾の履歴書の自己PRを見て時間を潰す。こっちの人間はやはり日本より自己主張がついからか自己PRも気合が入っていて面白い。ちなみに自己PRはこっちでは自伝といい内容は自伝だ。
中には留学の苦労話などが書いてあり、ひとつの物語となっているので素直に感動してしまうものも数多くあった。
そんな事をしているうちに就業時間。
女が駅まで向かいに来た。昨日の夜から私が仕事に出るとずっと寂しいと言ってたのでそれでだろう。新婚だからではなく親父さんが死んだ影響だ。家にずっと一人でいるのがきょくどに寂しいらしい。夜も親父さんが死んでからずっと電気をつけて眠っている。私は大抵の状況で眠れるのでどっちでもいいが。
私は女に仕事は我慢出来る範囲だと言った。

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