2013年3月31日日曜日

台湾は春になり、毎日雨だ。今日も朝から雨。私たちは電車で兄貴夫婦の家に行った。お経を唱えて飯を喰って帰る。帰りは兄貴が送ってくれた。兄貴はウチのテレビが見えなくなったので見てやるとごちゃごちゃやっていたが、どうにもならなくて帰っていった。
それから10分もしないうちに、女と二人で飯を作っていたら玄関のチャイムが鳴る。女が出たが戻ってこない。
私が階段を少し降りて除くと、兄貴の足がちょうど見えた。何か話し合ってる。私は気にせずに料理を続けたが、時間が長い、やけに時間が長い。その上小声だ。
私はピンときた。クソッタレここの住人がタレこみやがったのだ。
私はゲームを爆音でやりすぎて二度警察に通報されている。そこ事をチクりやがったのだ。薄汚ねぇ密告屋どもめ!
しばらくすると兄貴は何でもない何でもないと帰って行き、女がキッチンに上がってきた。私はブチ切れられるかと思ったが、女は困った顔で私にどうしよう!!と言った。
女は兄貴が向かいだか二階だかの住人から、私と女が毎日のように喧嘩していて、私が女に暴力を振るっていると教えられたという。
確かに二度とも警官は中で激しい喧嘩が行われていると駆けつけてきて、私が一人でゲームをしているのを確認して帰っていった。
だが、取り敢えず警察の話は漏れていないようだ。私は少し安心し、これからはあまり大声を出さにようにすると女をなだめた。まぁ実際喧嘩の時にはそれほどの大声を出してないわけだが。
しばらくすると電話。女が出る。女が警察!!そんなの来た事ない!と言ってる。
クソッタレ、帰り際にまた余計なことを言いやがった。警官も通報者にゲームだったと報告すればいいのに。
私は頭の中で、警官が来た事が重要でないので言うのを忘れていたよ、それにあの日はウンタラカンタラでね、すっかりウンタラカンタラでわすれちたのさ、と言う感じで答えるのを何度かシュミレーション。
女が電話をきり、兄貴との電話の内容を話すが、警察の話は出てこない。女はまさかここに二度も合計三名の警察官が来たとは思ってもいないのだ。
私はさっきの警察の話を脳の一生使わない倉庫の入口付近に放り込んで、ひたすら恥ずかしいという女にこんな面白い話しがあるかいと大爆笑して、無理やりジョークに変え、この話題は取り敢えず葬り去った。

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