2013年5月20日月曜日

布。この家の各部屋の入り口には暖簾のような布が垂れ下がってる。
邪魔臭い。
冬はまだいいのだがこの時期にはただ単に風をシャットアウトしてるので、暑くしょうが無い。
とにかく私の部屋だけはこのダサい布はとれと女に承諾させたのだが、お母さんが来る時だけは文句を言われると、勝手にまた布をつける。
理由は風水的な理由だ。
今日も帰ると私の部屋の扉に布が垂れ下がってる。私は布を無造作に地面に引きずり落とし、中の棒を取り出して近くの棚に何度かフルスイングで叩きつけた。
たかだか布を扉に付けたくらいで人生がどうにかなるほど、甘くはない。

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