2014年11月3日月曜日

トルコ人

 家に帰るとラオポーが秘密の話を聞きたい?ときた。この秘密の話はラオポーの口癖で、とくに意味は無い。10回中9回は他愛もない話だ。
 興味がない素振りだと、また、うるさい。かと言って聞いても他愛もない話なのだが、まぁとにかく最後には興味がある素振りで聞くしかない。
 ラオポーの話は所謂”女の話”そのもののだ。あっちこっちに飛んで、話さなくていいことを話し、論点がずれ、長々と話した後、結末がない。
 今回の秘密の話もそうだった。
 今日、日本語教室のクラスメイトたちと飯を食いに行った。ラオポーと中国人の女二人(29才と37才)全員既婚者だ。 それに西アフリカ人の男とトルコ人の男19才。
 飯を西アフリカ人の男がおごると言い出してどうのこうのという完全に不要なクダリが終わり、話は一応核心部分へ。トルコ人に年齢を聞かれ三人が答えたが、ラオポーが31才と言っても信じないらしい。あまりにも信じないので身分証明証を見せてやっと納得したらしい。トルコ人は自分と同じ位の年代だと思っていたらしい。
 まぁなんの秘密の要素もない話で、ラオポーは大分若く見えるのでこんなエピソードは事欠かない。どこが秘密の話なんだと聞くと、10代に見られたことだという。
 それはそうと、それからトルコ人はラオポーをかなり気に入った様子で、飯食った後にFacebookに載せるので写真を一緒に撮らせてくれとか色々やり取りがあったようだ。そのあとFacebookで友達同士になったみたいだ。
 その夜にはFacebookのメッセージで『大好き♡』とメッセージが送られてきたと言っていた。なかなかの敢闘精神ではないか。
 ラオポーはそのメッセージはガン無視したようだ。
 だが教室で会うたびに、話しかけてくるみたいだ。ある日にはジャッキー・チェンが好きなんだと話すので、夫がジャッキー・チェンが大好きだと答えたら、トルコ人は意気消沈、黙ってしまったようだ。

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