2013年2月26日火曜日

朝起きて女が仕事に行く。家庭菜園の世話をさらっと済ませてコンビニへ。朝飯だ。カップ麺に唐揚げをぶち込んでおにぎりを喰う。
家に帰ると就職会社から連絡。車の運転の免許がどうのこうの。面接とかは来週になるだろう。
日本でHDDの放り込んだ映画を観る。『青い塩』―テンポが悪い、これは役者が下手だったら話にならなかっただろう。
いつの間にか昼。近所のバイキング形式の飯屋でテイクアウト。今日も60元。
女の実家には50インチのテレビがあるが、私がここに来る今の今までその真価を発揮したことはない。今までは親父さんとお母さんが仏教団体が作ってるしょうもないホームドラマを観るのにしか使ってない。ドラマの内容は、働き者の七三分けの兄弟の日常だ、何故か異常にキレやすい女を女房にしており、毎回キレた女房を家族でなだめすかすという内容だった。面白くもなんともないのだが二人は大爆笑してみていた。最後には兄がいきなり血液癌になり死ぬ。その展開を見ていた末期がんの親父さんが私に「これが人生だよ」と言った。私は確か「ああ」とだけ返した。
そんな状況なので50インチのハイビジョンが生かされたことは全くない。何で50インチを買ったのかも疑問だ。
だが私が来たからには安心したまえ、その真価を遺憾なく発揮することができる。私はPS3を繋げた。
午後、まるまる映画を見て過ごす。
夜、ベッドで女と話す。私はこのマンションが自分の家のような感じがしないから落ち着かないというような事を話した。その話が発展しこれからの話になる。お母さんがどっちに住むかだ。
元々の予定は兄夫婦と同じマンションに買った新しい部屋に二人で住む予定だったが、親父さんはもうそこに住むことはない。兄貴はその部屋を人に貸すつもりだ。
となると、兄夫婦のマンションか、古巣のこのマンションに住むかどっちかになるのだが、兄夫婦のマンションは孫の面倒を見なきゃいけないので疲れると言っているのでこっちに戻ってくるかもしれないという。最悪の事態である。長男の所で預かってよというのが私の本音だ。
私の本当の希望は引越し、だ。だがそれもお母さんに強固に反対されるのはわかってる。金がないのだからタダのここに住んで貯金しろというわけだ。
だがせめて自分の部屋くらいは欲しいもんだ。今一室をあてがわれて入るが、荷物を整理しておているだけだ。
しかも整理の仕方にも文句を付けられる。前スーツケースを物入れ代わりにベッドの脇においておいたらお母さんがしまえと文句を言っていると女に片付けさせられた。革製のアンティークな感じのスーツケースなので上手く使えば部屋のインテリアにもなる。のでそういう使い方をしてるのだが、理解はされない。されない。
なので私は居場所を失ってしまったのだ。また。

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