2013年2月27日水曜日

明日が台湾の祝日なので夜は病院に詰める事になった。昼は家庭菜園の世話とかしてまったりと過ごす。
夜、病院へ。
この病院はデカイ。恐らく敷地は東京ドーム何個分とかだろう、変な出口から出ると何処にいるかわからなくなる。
親父さんの頬はさらにゲッソリと痩けていた。それに反比例して腹は膨張している。水と腫瘍がたっぷりつまっているのだ。たっぷりと。親父さんは今はただ苦しむだけに生きてるような物だ。
マッサージをしてやると感触は、骨とささやかな贅肉だけ。筋肉はもうない。私の死んだ二人の祖父も死ぬ前はこんな体だった。
今ではしゃべるのも苦痛らしく、ほとんどジェスチャーで意思を伝える。
女は病室に来るとずっと食べるように親父さんに言うが、親父さんは全く食べないし、薬も半分くらいしか飲まない。
頑なに食べ物を拒否する姿を見て私は親父さんはカタを付けようとしているのだと思った。

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