2013年3月2日土曜日

女と親父さんの病院へ行く。病院に行くたびに親父さんは痩せていたが、今日は前と変わった印象はない。痩せる限界が来たんだろう。
今日は妙に元気そうだ。元気そうだ。妙に。
いつもは喋るのも苦痛なので、ちょっとしたジェスチャーしかしないのに、私にすまないねぇなどと言葉を掛けた。更に書くものをよこせと言い、今は時期が悪いから元は買うなとか、プラチナの結婚指輪を買ったほうがいいとか色々と言い出した。
前は小便をする時はベッドの横の簡易便器に座ってしていたが、今日は豪快に立ちションだ。お陰で何回も女は床にこぼれた小便の掃除をするは目になった。
いつもはどれだけ進めても何も食べないのだが、今日は自分から梨が喰いたいと言い出し、いつもに比べれば豪快に食べた。といっても普通の人間なら一口か二口の量だったが。
女が私に今日はモルヒネを打ってるのでオカシイと私にそっと教えた。

しばらくすると親父さんは眠った。それから直ぐに生暖かい屁の音がした。これは漏らしたなと私は思った。布団をめくってみると案の定だった。私は女に看護婦を呼ぶよう言った。
看護婦さんに手伝ってもらい後始末。女は何の躊躇いもなく親父さんの汚れた尻を拭いた。
尻を拭く以外の事は、私も手伝い看護婦さんと三人でオムツを履かした。オムツを履かしてる時にも親父さんはクソを漏らしていた。それをみて女は看護婦さんと笑っていたので、私は少し安心した。

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