2013年3月30日土曜日

女は朝から兄貴夫婦の家へ。毎週末、祭壇にお経を読みに行く。が、それも今週と来週でやっと終わりだ。つまりやっと葬式だ。死んだ人間にこれだけ時間を掛けるのは本当に無駄だと思う。
私はのんびりと過ごす、ゲームで殺し合い、コンビニでビールと唐揚げを喰い、眠る。
女が帰ってきて、兄貴の話をする。兄貴が親父さんが帰ってきたのを見たという。帰ってきた親父さんというのは勿論こないだ末期がんで死んだあの親父さんだ。
見たのは死んだ次の日。ベッドの横で寝ているお母さんを観ていたという。
あの日は前の晩に親父さん死んじまって、それからぶっ続けで念仏を唱えまくるというイカレたイベントをやったばかりなので、そんなものを観てしまう科学的な根拠ってのはいくつだってあげられるだろう。いくつだって。
親父さん死んで、眠りもせずに、一晩中念仏を唱えまくってイエー!超ハイ&ローテンション!幽霊くらい観れるさ、脳の何とかパミンとかのお陰で、さ。
私はふとその姿を思い浮かべようとして、ブルっとした。ゾッとくるぜ。
私は怖いねと女に言った。女は失礼だと激昂、した。そしてもし私の両親が死んだ時に同じ事を言ったら私がどう思うかと言った。
私はもし両親の幽霊が出てきたら逃げると答えた。ココらへんは微妙なところだ、日本でも肉親の幽霊は怖くないたまに聞くがそんな事、誰がそんなこと分かる。もうすでにヒトではなのだ。
最近、映画とかドラマとかで何故、幽霊がわけの分からない行動を取っているのか?というのに論理的な答えをだしたのがある。それは死んだ状況が受け入れられず狂ってしまった、まぁ精神を病んでいるという解釈だ。つまりブルース・ウィリスは精神科医を開業すれば患者に困ることはない。
頭がオカシい奴が隣にいると怖い。昔、仲よかった友達がストレスで精神がぶっ飛んでそいつの両親が迎えに来る間、二三日面倒を見たが怖かった。仲は相当良かったが怖かった。
幽霊で狂人だとしたら両親だろうがなんだろうが怖い。というのが私の理論だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿