2013年1月17日木曜日

朝出かける前に女が今日は親父さんに喰わせるために寿司を買ってこいという。OKOKどうせ大してやることはない。
朝、親父さんが馬鹿に上機嫌で日本語で話しかけてきた、知ってる単語を並べ立てただけだが。
今日は体調がいいので気分が良いと言う。そして暇な時に日本語を教えてくれという、それで出かけてた時にすごく簡単な日本語の教科書を買ってこいと、私のポケットに1000元札を3枚、無理やり突っ込んだ。
もらうわけには行かないのだが、はいたツバ飲まんとばかりに絶対に返しても受け取らない。あまり無理に突っ返しても失礼だと思い受け取る。
午後、私は女に指示された日本料理屋に出かける。場所は西門。ガイドブックにはたいてい台北の原宿とか書かれる場所だ。
若者が多い場所で、若者向けのファッション関係の店や映画館や飲食店やタトゥーの店が立ち並ぶ。ついで言えば近くにSARSが一番初めに発生した病院がある。
私は30年ほど前に日本人が開業した日本料理屋に向かった。チェーン店で西門だけでも2店舗ある。そのうち一件は回転寿司屋だ。
店に入り持ち帰りで太巻きといなり寿司を注文。待ってる間まわる寿司を眺める。日本と大して差はないようだ。値段はだいぶ高いようだが。
帰り道に本屋によって一番初心者向けの日本語の本を買い帰る。
バスが全然こないので少し遅くなった。扉をあけると親父さんが大分腹が減っていたのか飯だ飯だと声をかけてきた。
待たせてしまったようなので、こりゃ不味いと思い、これ買ってきたよと寿司を渡す。親父さんは一瞥して上にもってけと言っただけ。
あんま寿司好きじゃないのかと、とりえあえず寿司をテーブルに置いて、自分の部屋に上着と荷物を置きに行く。
その間に親父さんは中身を再確認。すると大声で寿司買ってきやがったぜ!!テンションが上ったようだ。
やっすい何の変哲もない太巻きといなり寿司だが大喜びで食べている。
親父さんは最近、食欲がなく3キロ痩せたといっていたので、女が大好物を私に買いに行かせたのだ。あとで聞いたら二年ぶりくらいに食べたそうだ。病気になってからまったく好きなものを食べていないという。


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