2013年1月7日月曜日

朝起きだし、女の母親に挨拶し飯を食う。メシはオートミールにパン。
今日は何の予定もない。
ここ数日で台湾の就職事情がハッキリと分かった。現状ほとんどの会社が日本人を採用しない。労働ビザの申請が面倒くさいからだ。例外は管理者の経験が長く、業界の事情に精通しているとかそんな人間だけだ。私にはそんな経験もないから普通ならお手上げなのだが、労働ビザを申請しなくてもよいなら日本人を雇う、つまり台湾人と結婚した日本人だ。
転職会社のおっさんも言っていたが、結婚ビザさえあれば探すのはグンと楽になるし、応募が来て無くてもガンガン営業を掛けてくれるそうだ。
先に結婚さえしてしまえばさほど給料や内容に拘らなければ、喰っていけそうだ。
問題は、女の両親にそれを納得させる事だ。女は今は父親の健康状態が悪いので話さないほうがいいというのでタイミングを図っている状態で足踏みだ。
取り敢えずこの家にいると息が詰まるので、転職会社の面接に行く事にして、出社する女と一緒に家をでる。
私は女の父親が貸してくれたそこそこ高いマウンテンバイクに乗り、駅に向かった。
駅近くのモスバーガーで数時間時間を潰し、電車に乗り込む。昔、言語留学中に通っていた師範大学に向かう。
大学の近くには飲食店が集まり、夜には屋台も出てきて師大夜市として、昼から大学生と留学生で賑わっていた。
だが数年前に屋台が一斉にヤラれてしまい、今は大分閑散としていると聞いている。
久しぶりに訪れたが、その話は本当のようだった。店舗を持っている店はもちろん健在だが前のような活気は完全に失せていた。
行きつけの店のほとんどは潰れていたが、ほぼ毎日のように通っていたカフェは健在だったが、ほとんど客はいなかった。
昔は適当な店でメシを喰い、このカフェで仲間たちと話をしたり勉強したりして、夜まで時間を潰していた。大抵の日本人留学生がこのカフェを使っていたので、行けば必ず知り合いがいる店だった。
私が訪れた時間は午後の3時くらいだったが、店にほとんど客はいなかった。

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