2013年1月20日日曜日

朝、女は取り敢えず飯を喰ったら、また原付の練習に行くと言う。
味のない饅頭を味のない熱くて濃い豆乳で流し込む。クソッタレ。
私は着替えて女を待ってると、うえのほうで親父さんの声。女がしばらくしてわたしの部屋に来て無言。無言。
何が少し苛つきながら何があったのか尋ねる。やっと答えた。
いろいろ言われたらしいが、一言でまとめると一体いつになったらお前らは結婚するって話をするんだ?
取り敢えず私は女と外に出て原付でそこらを一周りした後、近くのセブン-イレブンへ。ここは二階もあり、そこは椅子とテーブルがあり話をするのに都合がいい。
私はもう帰ったら話そうと言う。女も同意する。だから早く言おうと言ったじゃないかと少しなじるが、ここまで長引かせた原因の一端はわたしの怯懦にもあるので、そこそこしておく。私に少し引け目を感じてくれるくれればもらいもんだ。
どう話すかと言うことになり、セブン-イレブンの二階で揉めに揉める。女は親父さんを感動させて、安心させろという。が、すでに親父さんにせっつかれるという格好悪い状態なので、もうなんかあれなんだが。
最終的に土下座くらいしたるがなとなり、方針は決定。
マンションに戻ると入口にで親父さんとお母さんにバッタリ。天気が良いから散歩に出てたらしい。
ふたりとも相当不機嫌な様子。
部屋にはいると親父さんは居間の椅子に腰掛けて休憩、お母さんは上の階のキッチンへ。
私は不安そうな女を尻目に親父さんに、ビザがないと仕事探しがままならないので、先に籍だけ入れさせてくださいと言う。
「ハイハイ、いいよいいよ」と投げやりに手を振って答えた。
本当はこの後、土下座して幸せにしますだのなんだの茶番が続く予定だったのだが、じゃりがとうございますと頭をペコッと下げてしまいにすることにした。
お母さんにも話しとけというので、料理中のお母さんに話しかける。さんまを洗いながらあんたたちで決めたらいいわと言われる。
女はふたりともすごく機嫌が悪いと言ってビビっているが、私はOKならOK。勝ったもんが勝ち。
私は肩の荷が降りて安心して、実家の母に取り敢えず籍を入れると報告。

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